リホスト手法

リホスト

リホストは、メインフレーム上のプログラムやデータにできるだけ手を加えないままオープンシステム上に移行するという手法です。
つまり中身を変えることなく容れ物だけを変える、引っ越しのようなものです。
この手法では通常リホストツールを用いて、メインフレーム上のプログラムなどを自動的にオープンシステム上に移し変えていきます。

リビルドやリライトと比較して、比較的短期間でシステムを移行できますので、メインフレームを早急に撤廃する必要がある場合などに有効な手段です。

メインフレーム環境とオープン環境では、開発言語が同じ場合でもソースコードをそのまま利用できる場合は少ないため、リホストでは環境に応じた修正が必要となります。
統合データ情報の移転には、データベースの変更を伴うことが多いため、データベースにアクセスする部分の記述などを書き換える必要がありますので、これらの違いを自動的に修正したり、吸収して、効率よくプログラムを変換できるツールを選択する必要があります。

現在最も主流な手法

リビルド、リライト、リホストの中で現在主流となっているのはリホストです。
レガシーマイグレーションを短期間で、かつ低コストで実施できると言われるツールや手法、またはそれらを利用した成功事例のほとんどが、リホストに関するものとなっています。
リホストでは業務を見直すことなく機械的にプログラムを書き換えるだけですので、ユーザー企業にとってもベンダーにとってもリスクの少ない手法なのです。
しかし、リホストならば確実に早く安くオープンシステムに移行できるとは限りません。
最大の問題は、リホストではメインフレーム上のアプリケーション資産をそのまま移行してしまうため、元からある資産の悪い部分もそのまま残してしまうといった点です。
これらを解決するには、プラグラムの移行とは別の作業として、十分な性能評価や設計段階でのサイジングを行なわなければならないでしょう。

変革する業務ニーズへの対応、アプリケーションの保守性向上といった効果を求めている場合は、既存のアプリケーションの問題を解決する必要があります。
この場合はリホストではなく、リビルドやリライトを選択する方がより効率的になります。