リビルド手法・リライト手法

リビルド

メインフレームからオープンシステムへシステムを移行する手法としては、これまでリビルととリライトが主に使用されてきました。

リビルド(Re-build/再構築)とは、システムをビジネスロジックのレベルから見直し、根本的にシステムを作り変えてしまう方法で、その名の通り本来のシステム再構築としての役割を果たしてきた手法です。
メインフレームからオープンシステムへの移行では、全体の約80%がこのリビルドを採用しているといわれており、その代表例としてはERPパッケージの導入などの方法があります。

リビルドでは、新しい時代に最適なシステムを構築することができますが、現行システムをスクラップしたり、構築したりするための時間やコストが多大に必要で、よほどの大きな節目のタイミングでなければ実行が難しいという問題があります。
移行期間やコストは全ての手法の中で最もかかります。
一方で新技術への柔軟な対応、運用コスト削減、新業務への柔軟な対応、業務の効率向上などすべてにおいて期待できる手法です。

リライト

リライト(Re-write)は、ビジネスロジックは維持したままメインフレームを撤廃し、プログラムコードを別の言語で書き直すという手法です。
これによってメインフレーム上に存在する既存のアプリケーションをオープンシステム上でも実行できるようにします。
リビルド以外の残り20%はこのリライト採用しているといわれています。
移行期間やコストはリビルドに次いで多く必要になりますが、新技術への柔軟な対応、運用コストの削減、新業務への柔軟な対応など、リビルドに次いで期待できる効果も多い手法です。

リビルドとリライトのデメリット

以前のメインフレームからオープンシステムへの移行ではこのようにリビルドとリライトを使用している企業がほとんどでしたが、これらの手法にはいずれも移行作業にかなりの労力が必要になるという共通のデメリットがあるのが問題でした。
これがハードルとなってオープン化に踏み切れなかった企業も多かったのではないかと考えられています。
現在はこれらの手法よりも低コスト、低リスクで効果を出せる方法が出現してきました。
その手法が「リホスト」です。