マイグレーションのデメリット

お金も時間もかかるというケース

マイグレーションにはデメリットも存在し、うまく行き難いといった指摘も見受けられます。

その原因は、仕様書が古く理解できない、正しいソースコードが分からない、仕様が分かる人間が既に退職しており対応できないなどの問題です。

その結果バグを収束させることができず、スケジュールや予算が超過してしまい、当初予定した計画よりも時間も費用もかかってしまうといった事態に陥ってしまうのです。

マイグレーションの手法

マイグレーションにはいくつかの手法があります。

これらの手法にもそれぞれメリットとデメリットが存在するため、マイグレーションを成功させるにはシステム全体の最適化を考えた上で手法を使い分ける必要があります。

手法の選択を間違うと、移行が完了した後も生産性の向上につながらない場合が多く、簡単に移行が実現できない手法を選択した場合は想像以上にコストがかかるため、コスト削減の趣旨からも外れてしまうというケースがあるのです。

計画をしっかりと

マイグレーションは失敗すると大きな損失に繋がってしまう恐れもあるため、マイグレーションを行なうときにもシステム構築と同等のプロジェクト運営が必要になります。

マイグレーションの初期の見積りは難しく、正確な見積りができることはほとんどないと言われています。
このことがスケジュールの遅延や体制不足を招いてしまうのです。

この問題を解決するためには、マイグレーションの全体をマネジメントできるプロジェクトチームを編成するなどして、運用環境の検討や非機能用件の実現の検討などを検討する必要があると考えられています。

テストは重要

マイグレーションは、ただ単に同じものを移行するだけといった単純なものではありません。

こういった認識でテストを軽視していると、予定の10倍近くもテストに時間がかかってしまうといった事態に陥ってしまうことがあります。

例えば10年〜20年ほど放置していた帳票系のプログラムなどで、小さな問題に行き当たり、解決方法がなかなか見つからずに時間が過ぎていってしまうといったことも考えられます。

こういったものを移行するために、プログラムの作成やテストの実施等、かなりのコストと時間が必要になってしまうことがあり、費用対効果が全く得られないといった結果になってしまうことも少なくありません。

 

マイグレーションには盤石な基盤構築や周到なテスト実施が非常に重要です。

マイグレーション関連ツールの技術向上によってツールの利便性は上昇してきていますが、マネジメントに関する課題が残ってしまうため、こういったマネジメントができる技術者、専門家の存在が非常に重要なものとなってきているのです。